Medical News Japan

オーストラリア:へき地では精神科診療サービスを受けるのは困難

Remote mental health services falling short:
へき地ではメンタル・ヘルスサービスが不足
ABC.net.au 2008/08/06

 報告によると、オーストラリア政府は、へき地に住む国民のメンタルヘルスのニーズを満たそうと格闘を続けているのが判明しました。

 オーストラリア健康・衛生研究所(Australian Institute of Health and Welfare)は、2001年から2006年までの間に、メンタルヘルス医療サービスへの医療費を調査しました。

 調査によれば、大都市以外では、提供されている精神医療サービスはかなり少ないことが判明しました。

 研究所のJenny Hargreaves氏は、オーストラリアの首都キャンベラに住む住民1000人あたり、94以上のサービスが提供されていると言います。「我々は、都市部と郡部の間で、利用できる人口1000人あたりの医療保険によるサービスの数には差があることを明らかにしました」。

 「大都市では人口1000人あたり利用できる精神医療サービスは113でしたが、へき地では19しかありませんでした」

 この報告よると、うつ病がもっともありふれた病気で、大勢のオーストラリア人が、メンタルヘルスの問題のために一般医に受診したがっていました。

 Hargreavesさんは、1000万人のオーストラリア人口のうち、毎年34%がメンタルヘルスの問題で受診していると語りました。

一般診療で10人に一人の患者が、メンタルヘルスの問題に遭遇し、とりわけ、うつ病の再発が一番多く、二番目に多いのが不安のせいです。と彼女は述べました。

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Remote mental health services falling short:
ABC.net.au 2008/08/06


↓参考リンク
オーストラリアの公的医療保障制度「メディケア」
アジアマンスリーニュース 2008年7月号

2008年08月11日:オーストラリア:skyteam2007

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