インド:メディカルツーリズムが成長
インドの医療旅行産業が成長する理由
インド新聞 2008/11/18より
(バンガロール発) 国際水準を満たす医療を数分の1の価格で提供するインド。治療を受けに海外から訪れる人が増えている。医療認証機関ジョイント・コミッション・インターナショナル(JCI:Joint Commission International)(本拠地:アメリカ)の認証を受けているインド国内の病院の数は約13。
インドの医療企業ワォクハートのCEOビシャル・バリ氏によれば、2007年にインドを訪れたメディカルツーリスト(医療旅行者)の数は約45万人。シンガポールは約42万人、タイは100万人以上だった。
心臓手術の患者負担額はアメリカでは7万5,000-10万ドル(約720万-960万円)だが、インドなら9,000ドル(約86万4,000円)。脊髄手術はアメリカで6万5,000ドル(約624万円)、インドで8,000-9,000ドル(約76万8,000-86万4,000円)。関節置換手術はアメリカで6万5,000ドル(約624万円)、インドで8,000-9,000ドル(約76万8,000-86万4,000円)。
渡航費や滞在費を加えても、インドでの手術が大幅に安くなる。価格差だけでなく、世界レベルの優秀な医師がインドで増えていることもあり、バリ氏は同産業の成長率として35%を見込んでいる。
同氏によれば、ワォクハートの病院に海外から訪れる患者の多くは、アメリカで1度手術を受けていて、あらゆる選択肢を模索した上で2度目の手術をインドで受けることを決断した人だという。
なお、メディカルツーリズムは保険会社にも支持されており、景気後退で費用削減に注力している企業も注目し始めているという。
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↓参考記事
インド:メディカルツーリズム勃興
2008年11月21日:メディカルツーリズム:skyteam2007
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