ジンバブエ:コレラ大流行
コレラの死者978人に ジンバブエ
産経MSN 2008.12.16より
【ロンドン=木村正人】アフリカ南部ジンバブエでコレラが大流行し、死者が978人に達したと、国連人道問題調整事務所が15日発表した。感染の疑いがある患者は1万8413人にのぼり、被害はさらに拡大する恐れが強い。国連安全保障理事会も同日、ジンバブエ問題を協議し、野党との協力を拒絶し「政治の空白」をもたらしているムガベ大統領を非難した。
同事務所によると、これまでは上下水道の整備が進んだ都市部で発生することは少なかったが、今年は首都ハラレで大量発生し、患者の50%が集中している。
ハラレなどで医療支援を続ける非政府組織(NGO)「国境なき医師団」の説明では、飲み水を供給する上水道が停止。住民は井戸を掘って飲み水を得ているが、下水道が詰まったり破裂したりしているため、汚水があふれて井戸に流れ込んでいる。ゴミの回収もストップ。賃金が未払いになっている公立病院の医師や看護婦がストライキを行っており、医療も機能停止している。
世界保健機関(WHO)も「(3000人が死亡した)1992年以来で最悪」と危機感を示した。
同国では今年3月の大統領選をきっかけに、独裁体制の維持を図るムガベ政権が野党勢力を弾圧。南アなど周辺諸国の仲介でムガベ大統領は9月に野党との連立政権樹立に合意したが、主要閣僚の配分をめぐり交渉は行き詰まった。こうした政治の混乱がコレラ禍を拡大させている。
産経MSN 2008.12.16より
【ロンドン=木村正人】アフリカ南部ジンバブエでコレラが大流行し、死者が978人に達したと、国連人道問題調整事務所が15日発表した。感染の疑いがある患者は1万8413人にのぼり、被害はさらに拡大する恐れが強い。国連安全保障理事会も同日、ジンバブエ問題を協議し、野党との協力を拒絶し「政治の空白」をもたらしているムガベ大統領を非難した。
同事務所によると、これまでは上下水道の整備が進んだ都市部で発生することは少なかったが、今年は首都ハラレで大量発生し、患者の50%が集中している。
ハラレなどで医療支援を続ける非政府組織(NGO)「国境なき医師団」の説明では、飲み水を供給する上水道が停止。住民は井戸を掘って飲み水を得ているが、下水道が詰まったり破裂したりしているため、汚水があふれて井戸に流れ込んでいる。ゴミの回収もストップ。賃金が未払いになっている公立病院の医師や看護婦がストライキを行っており、医療も機能停止している。
世界保健機関(WHO)も「(3000人が死亡した)1992年以来で最悪」と危機感を示した。
同国では今年3月の大統領選をきっかけに、独裁体制の維持を図るムガベ政権が野党勢力を弾圧。南アなど周辺諸国の仲介でムガベ大統領は9月に野党との連立政権樹立に合意したが、主要閣僚の配分をめぐり交渉は行き詰まった。こうした政治の混乱がコレラ禍を拡大させている。
2008年12月17日:感染症:skyteam2007
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