Medical News Japan

睡眠不足は風邪の元

Sleepless nights equal more colds in U.S. study
アメリカの研究で、睡眠不足は風邪になりやすくなることが判明
Reuter 2009/01/12

ワシントン発(ロイター)-アメリカの研究者たちの報告によれば、夜7時間以下の睡眠時間の人は、3倍風邪をひきやすいことが判明しました。

 この研究により、睡眠は免疫機能にとって重要であるという理論を立証すると、ピッツバーグのかカーネギーメロン大学でSheldon Cohen氏と同僚らは語りました。

 ベッドの中で過ごす時間が少なかったり、いびきをかくかわりにベッドでゴロゴロ寝返りを打って時間をすごしたりボランティアたちは、ウィルスが鼻に入り込んだときに風邪をを引きやすいことを研究者らは発見しました。

 長時間ぐっすり眠った人たちは、感染症により抵抗性がありましたとArchives of Internal Medicine誌で報告しました。

 「睡眠と免疫系との関係は十分に立証されていますが、睡眠障害が風邪のウィルスへの人体の反応に影響を与えることについての初めての証拠になります」とCohen氏は声明の中で語りました。「これによって、人々が夜に完全な休息をスケジュールの中に時間を取る理由をさらに提供します」

 Cohen氏の研究チームは153名の健康ボランティアを検査し、彼らに風邪のウィルスを伝染させてからホテルで5日間閉じ込めました。

 ボランティアたちは毎日、2週間前の彼らの睡眠パターンの詳細についてインタビューを受けました。彼らは5日間のホテルでの閉じ込めのあと風邪症状について検査を受け、ウィルスの抗体について血液検査を受けました。

 睡眠時間が7時間未満の男女は、8時間以上の睡眠を毎晩とっていた人たちよりも、平均して2.94倍くしゃみを、咽頭痛やほかの風邪症状を呈していました。

 ベッドでの睡眠時間が92%以下のボランティアたちは、よく眠る人たちよりも病気に5.5倍かかりやすかったことが発見されました。
 睡眠障害は、免疫系のシグナル物質サイトカインやヒスタミンなどに影響を与えるのだろうと研究者たちは語りました。

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Sleepless nights equal more colds in U.S. study

Reuter 2009/01/12

2009年01月13日:睡眠:skyteam2007

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[薬局新聞]週刊トラックバックNEWS76: 薬局新聞連載の「週刊トラックバックNEWS」第76回です。 アメリカにおいて、睡眠時間と風邪のひきやすさの相関に関する研究結果が示された。睡眠時間が7時間未満だと、8時間以上の睡眠をとった場合に比べて約3倍も風邪をひきやすいというものだ。 多くの人たちが慢性的..
2009/01/22 22:10
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