Medical News Japan

　イギリスの美容医療業界の様子についてテレグラフ紙が報道しています。

　クリニックの美容形成手術の割引攻勢が非難されています
Clinics' cosmetic surgery discounts attacked

2007/12/29

　消費者監視機構によれば、美容クリニックは、人目を引くような年末限りの割引を提供して美容手術を受けるように、人々にフェアでないプレッシャーを与えています。


　監視機構による調査によれば、美容クリニックの中には人々に12/31までに手術の予約をすませた人に数百ポンドもの治療費を割引きをするところもあるようです。

　その中でも、豊胸術を年内に受けようとする人なら誰でも500ポンドの割引を受けられるSurgicareは批判されています。

　Surgicareでは、1月末までに目の下のたるみ(eye bag)を除去した人は200ポンドの割引が提供されています。
　他のクリニック、Hospital Groupでは、年内限りに行うどんな手術でも400ポンドの割引の広告を打っています。

　監視機構は、クリニックが人々を有効期限のある割引を提供することで手術をうけさせようとすることついて「とても無責任」だといっています。

　Independent Healthcare Advisory Servicesのガイドラインでは、広告には手術の予約期限や他の日にちに限定した勧誘につながるような割引を提供するべきでないと記述されています。

　監視団体の健康運動家Janet Driscoll氏は、患者さんを保護することを美容業界に求めています。

　「美容外科手術を受けることを選択することは、命にかかわる決定になりえます」と彼女は言いました。「我々は、美容クリニックに必要としない手術や治療を受けるように人々にプレッシャーをかけるような広告を止めて欲しいのです」といいました。

　監視団体は、政府に対して、次の健康・社会福祉法案(Health and Social Care Bill )に美容産業へより厳しい規制を導入するように求めています。

　この調査は、その報告書では、イギリス人が10億ポンド以上の費用を美容形成術に費やすと予測する先週の報告書に続きました。

　イギリスでは2005年の30万件の美容手術が行われましたが、去年は57.7万件でした。

　Mintel社の報告書では、この急増ぶりは、ボトックスやレーザーによる除毛術などの非外科的な手術が流行していることによって加熱しているとされています。

　英国美容形成外科協会 (British Association of Aesthetic Plastic Surgeons, Baaps) の幹事Rajiv Grover氏は、患者たちは手術に急き立てられてないことが大切だといいました。

　「美容手術を受けることはリスクを伴う外科的な手術を受けることであって、洗濯機を買ったり、他の商品を買うようなものではありません」と彼は言いました。


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Clinics' cosmetic surgery discounts attacked
テレグラフ紙　2007/12/29